妊娠中、ビオフェルミンを飲んでもいい?

妊娠中は腸内環境の変化に悩む方が多く、便秘、下痢などいろいろなトラブルを抱える方も多いのでは。そんな時に頼りになるイメージのビオフェルミンですが、これもお薬の一種?妊娠中に飲んでもいい?と心配になるかもしれません。基本的にはビオフェルミンの主成分の乳酸菌は、本来健康なヒトの腸内にすんでいる有益菌を製剤化しています。服用するとこの菌が腸内に広くすみつき、乳酸・酢酸を産生。腸内の有害物質を減らして、腸内菌叢を正常にすることで、整腸効果をもたらします。体内に吸収されるものではありませんので、妊娠中も授乳中も服用して問題がないものです。ただ、名前は同じでも下痢止めのビオフェルミン止瀉薬は別。こちらは少量のロートエキスを含んでおり、このエキスは体内に吸収されます。体内に吸収され母乳に移行して乳児の脈が速くなる、母乳が出にくくなるなどのトラブルを引き起こす可能性があるため、妊娠中・授乳中は服用しないようにと製薬会社のHPにも明記されています。通常の整腸剤のビオフェルミンであれば問題ありませんが、名前が同じなので注意しましょう。

ただ、便秘、下痢、またはそれを繰り返すなどの不快な腸の症状がある場合、整腸剤などを服用するのも手ですが、まずは健診の際などに担当のお医者さんに相談してみるとよいでしょう。妊婦さんにも安心なお薬を出してもらうこともできますし、小さなトラブルも相談しておくといいのではないでしょうか。

 

 

 

妊娠中、ビール一杯くらいならお酒を飲んでもいい?

基本的には禁酒、禁煙が良いとされている妊娠期間。とはいえ、乾杯のビール1杯くらいなら、飲んでもいいかな?と迷うこともあるかもしれません。たとえば妊娠に気づく前に飲酒をしていた、または誤って飲んでしまった、という場合、あまり心配し過ぎる必要はありません。ただ、「ビール1杯なら」といって継続的に少ない飲酒を続けるということはやめた方がいいでしょう。

妊娠中にアルコールを摂取しないようにといわれるのは、胎児性アルコール症候群といわれる症状を防ぐためです。胎児性アルコール症候群とは先天性の疾患の一種。行動障害、学習障害、発達障害などをもつこどもが産まれるというものです。昔は、1日1杯程度の飲酒なら問題ないとされていました。現在でも国や文化によって、言われていることは違うようです。しかし、最近では少量のアルコールでも胎児性アルコール症候群が報告されたケースもあります。その一方でまったくアルコールを飲まなければ、発症の可能性はまったくありません。そう考えると、やはりリスクを回避するためには少ない量でも飲酒はしない方がいいと言えるでしょう。

最近はノンアルコールのお酒も色々と出ていますね。ノンアルコールという表記は、アルコール濃度1パーセント未満という条件を満たせばつけることができるものなので、中にはわずかにアルコールが含まれている場合もあります。アルコール0.00パーセント、と明記されているものについては心配ありません。ノンアルコール飲料についても、安心できる銘柄をチェックしておくといいでしょう。

 

妊娠中、ヒールを履いてもいいの?

妊娠中も、自分らしいおしゃれを楽しみたいという気持ちは当然ですし、お仕事などでTPOを考えると靴選びに迷う方も多いのではないでしょうか。海外セレブのマタニティファッションなどを見ると高いヒールを履いている写真を見かけることもありますね。ただ、まず第一に考えてほしいのは身の安全。転びにくく、歩きやすい靴をおすすめします。転んでお腹を打ってしまうとさまざまなリスクのきっかけになります。TPOに合わせられ、かつ安全な靴を探してください。

中にはいつもヒールしか履かないのでフラットシューズはかえって歩きにくい、足の形がフラットシューズに向いていない、と感じる方もいるようです。いつもヒールを履いていて歩き慣れていてその習慣を変えたくない場合、低めのかかとの低い靴を選ぶと尚よいでしょう。ただ、ヒールのリスクは転ぶことだけではありません。ヒールを履いていると、自然と骨盤が前掲し、反り腰になりがちになります。お腹が大きい状態だとただでさえ前のめりになってしまうところにさらにハイヒールにより前掲し、そのバランスをとるためにより反り腰になるのです。椎間板などに負担をかけたり、腰痛や背中の痛みなどの原因にもなりかねませんので、気をつけましょう。パーティーなどで高いヒールを履く場合、換えの靴を持って出かけると安心ですね。また産後も、赤ちゃんを抱っこしているときは安定した靴が安心です。お気に入りの一足が見つかれば、産後も使えて安心ですね。

 

 

 

 

 

妊娠中、ビーチサンダルを履いてもいい?

妊娠中はとくに暑く感じる夏。せめて夏らしいイベントやファッションを楽しみ、気分転換をはかりたいと思われるかも知れませんが、色々と気になることもあるのではないでしょうか。たとえば夏といえば定番のビーチサンダル。素足で気軽に履けるし、今や街中でも使える定番ファッショングッズですね。 妊娠中はいつも以上に暑く感じますし、人によっては足がむくむなどでサイズが変わり、普段の靴が履けなくなるという方も。お腹が大きくなると足の付け根の血管が圧迫され、血液の循環が悪くなるためです。下半身がむくみ、足のむくみから別人の足のようになってしまうことも。その点サンダルはサイズに自由がきき、涼しいので便利な点もあります。ただ、普段あまり履き慣れていないのに加え、素材やサイズ感によっては歩きにくかったり、滑ったり、転びやすくなることも。とくに混雑した階段、エスカレーターなどでは人に踏まれてしまったり、上りにくかったりといった危険があるようです。混雑した場所に行くときや、履き慣れていない場合は気を付けましょう。

必ず危険、というわけではありませんが、くれぐれも注意して、すべりにくいもの、歩きやすいものを選びましょう。転んでお腹を打つと、常位胎盤早期剥離など、危険な状態の原因になるので転ばないように気をつけましょう。他夏のイベント、夏のファッションは安全第一に楽しみましょう!

 

 

 

妊娠中、PM2.5の影響は?

妊娠中は周りの環境や空気の汚染も気になりますね。とくに最近話題になっていたのがPM2.5、中国の大気汚染に端を発してますが、日本でも日によって警報が出ることがありました。九州地方がとくに深刻とされていましたが、関東地方などにも及んでいます。

PM2.5は、妊婦だけでなく、普段の状態でも大量に吸い込むと害があるものです。とくに喘息などの呼吸器疾患がある方は悪化の可能性もあり、できるだけ吸い込まないようにしたい物質です。WHO(世界保健機構)は、この物質については「発がん性がある」と正式に認定しました。中国でも日本でも、呼吸器官の弱いこどもへの心配は高まっています。汚染の強い日はこどもを外で遊ばせていいのかなど、こどものいる方には心配も強いのではないでしょうか。妊婦さんも同じく、なるべく吸い込んでほしくない物質です。とくに心配な地域にお住まいであれば、高性能な空気清浄器を導入したり、排気口にフィルターをつける等の対策をすることも有効です。

2013年、環境省は、PM2.5が一定の濃度を超えると予測できた場合には自治体が注意喚起の情報を出すという指針をまとめました。警報が出てもその日にPM2.5が予測された濃度に達さないということもたびたび起きており、各自治体で、その予測の精度が課題となってますが、環境省も、より正確な予測を出せるように検討会を重ねています。とくに冬に多く測定されるPM2.5。こまめにニュースや予測、自治体からの警報をチェックして、外出時間などを検討するとよいでしょう。

 

 

つわりで辛い時期、ハンバーガーばかり食べていても大丈夫?

妊娠初期など、つわりが辛くてとても料理なんてできない!という時期を過ごされる方も、いるかもしれません。また、食べ物に関しても食べられるものや好みが極端に偏ったり、ふだん好きなものも食べられなくなってしまったり、ふだんは食べないようなものが食べたくなったり・・・ということもよくあります。料理もできず簡単にテイクアウトできるもの、それもハンバーガーなどちょっとジャンクなものに偏ってしまう・・・ということもあるようです。妊娠中、なぜかハンバーガーショップのポテトフライばかり食べたくなる!という経験もよく耳にします。ハンバーガーばかり食べるということは、好ましいことではありませんが、つわりの時期は仕方ありません。とにかく、食べられるものを食べられるときに口にして、体力を保つことが最優先です。

ハンバーガーに関して言えばカロリー、脂分、塩分が心配です。やはりそればかり毎日、というのは避けたいところですね。野菜も一緒に食べることができる状態だとまだよいのですが・・・。とはいえ、つわりがおさまってから食生活に気をつけ、体重管理や体調管理をすることもできますし、つわりがひどくて何も食べられない!という場合でも赤ちゃんはきちんと成長するものです。この時期はあまり神経質にならず、とにかく食べられるものを食べてしのぎましょう。「食べられない」「飲めない」状態がひどいと、脱水症状になってしまうこともあるのでくれぐれも注意しましょう。

 

 

妊娠中、半身浴で長風呂はOK?

リラックス効果、美容効果、デトックス・・・などなど、半身浴でゆっくりお風呂に入る習慣がある方も多いかと思います。妊娠中も半身浴やゆっくりお風呂に入ることには問題はありません。暑い夏などもシャワーですませてしまうと体に冷えが残ってしまいます。夏場もクーラーや汗が冷えるなどして、意外と体は冷えているので、ぜひ湯船につかって体を温めましょう。とくに妊娠中の肩こり、腰痛、関節痛、恥骨痛、仙骨痛などさまざまな痛みも、あたためることで予防、改善が期待できるといわれています。お風呂に入る習慣はぜひ続けてほしいところです。

ただ、妊娠中は血流も増え、のぼせやすくなっています。子宮は血流の影響を受けやすい器官でもあり、あまりのぼせたり、暖め過ぎたりするのも心配です。ですので却って、肩までゆっくりつかるよりも、半身浴程度がおススメなのです。半身浴で気を付けることは、寒い時期には肩を冷やしてしまい意外と風邪をひいたりすることもある、ということです。寒い場合はタオルをかけて冷えないようにしましょう。夏は逆に暑くなりすぎないよう、換気扇をまわすなどして換気も忘れずに、熱い空気がこもりすぎないように注意してください。

お湯の温度は37度程度が良いと言われています。急にお湯からあがったときに立ちくらみや貧血などが起きると危険です。あくまでのぼせすぎず、お湯からあがるときもゆっくりと。お風呂で倒れてしまっても困りますので、できれば家にほかの家族がいる時間帯に入浴すると安心ですね。

妊娠中、歯の治療は産後でもいい?

妊娠すると「妊婦歯科検診」の案内がある自治体もあるのではないでしょうか。妊娠中はつわりや、唾液の量が減るなどによって口の中が酸性に傾き、虫歯になりやすいといわれいます。女性ホルモンが増えて歯周病の原因菌が増加、歯茎からの出血もしやすくなり、歯周病が悪化しやすい時期でもあります。また産後はなかなか歯科に通うことが難しい場合も多いため、妊娠中の口腔ケアがすすめられています。また、妊娠中は血液がおなかの赤ちゃんに送られていますので、赤ちゃんへの歯周病や虫歯などの感染が心配されます。

ただ、妊娠初期はつわりなどでとてもそれどころではなく、逆に臨月や妊娠後期、おなかが大きくなってからだと、治療台に寝ているのもつらかったり、上り下りが大変だったりもしますので、タイミングが難しいのも事実。体調が安定して辛くない時に行けるのであれば妊娠中の治療がおすすめですが、難しければ産後でも治療できます。

親知らずの治療など治療後に抗生剤や痛み止めが処方される場合は、妊娠中や授乳中でも使える薬を使ってもらう必要がありますので、いずれにしても歯医者さんによく相談してください。使える薬があるので、妊娠中、授乳中は歯の治療はできない!と思いこまず、心配なことがあればいちど健診を受けた方がいいでしょう。とくに産後はそれ以外にも睡眠不足や母乳の心配など色々な問題が出てくる可能性があります。その際に歯が痛い、虫歯がある、親知らずが痛む・・・ということのないようにしておきたいですね。また、歯科矯正の治療も妊娠中も続行できますので、放置せず治療を受けましょう。

 

妊娠中、花火大会に行ってもいいでしょうか?

妊娠中に夏を越すのはほんとうにたいへんですよね。妊娠中は暑いとよくいわれますが、体内の血流が増えることから、普段以上に暑さを感じるようです。そんな夏のお楽しみはいろいろありますが、妊娠中参加してもだいじょうぶ?と心配なこともあるとおもいます。花火大会に行かれること自体には問題はありません。良く心配されるのですが、花火の振動(ずどん、と体の芯から感じたりしますが)や大きな音が赤ちゃんや妊娠に影響するということはありません。

ただ、混雑や体への負担、疲れが心配。できればゆったりと見ることができる観覧席を確保するか、あまり混んでいない場所を選ぶとよいでしょう。とくに行き帰りの混雑でラッシュのような電車に乗ることはおすすめできません。お腹が圧迫されたり、押されて転んだりしては大変だからです。混みあう時間帯や場所を避け、あまり体に負担をかけないようにして楽しんでくださいね。妊婦さんはトイレが近くなる方も多いと思いますが、こうしたイベントの際には女性トイレが大混雑するのも心配ですね。かといって、トイレが心配で水分を取らないのはもちろん危険。休憩したりトイレを使えるお店なども確認しておくとよいでしょう。

旅行などのレジャーも原則は同じです。レジャーや旅行そのものが危険というよりも、それによる体への負担、疲れに注意しましょう。とくに夏は体力を消耗しやすいものです。十分な休息、水分と栄養補給、楽な移動手段を考え、無理のないスケジュールをたてましょう。

 

 

妊娠中、パセリを食べてもいい?

妊娠中、パセリ(イタリアンパセリ含め)を食べない方がいいという説があるようです。日本ではあまり聞かない話なので、後から聞いてびっくりしたり、心配になったりした方もいるのでは?結論から言うと、日本の産科医の間ではパセリを食べない方がいいという説はありません。むしろそのような説を聞いたこともなく驚くという先生も多いのではと思われます。産科医の推奨する食事指導の中で、パセリが「鉄分を含む緑黄色野菜」として堂々と載っている場合もあるほどです。

なぜパセリが良くないと言われるかというと、パセリはハーブの一種で、体内を浄化する、毒素を消すという作用を持つとされるためのようです。体内の異物を消そうとする、つまり、妊娠中というふだんとは異なる状態だと、それを消そうとするという作用です。子宮収縮を招く、という説もあり、妊娠中避けた方がいいとされるハーブに入っているようです。とはいえ、その場合も「大量摂取は良くない」という表記になっており、日本で料理の中に多少散らされていたり混ざっている程度のパセリで何か妊娠に悪影響があるということはありません。

イタリアでは、妊娠しているというと避けることになっている食材としてパセリが入っているようですが、普段からパセリを使う量や摂取する量が日本とはけた違いであるということは想像できるでしょう。心配であればパセリをサラダにして大量に食べる、というようなことはやめた方がいいかもしれませんが、普通に生活しているなかで、たとえば料理に散らされている少量のパセリや原材料に書かれているパセリについて、神経質になる必要はないでしょう。